0の画層のオブジェクトが選択できなくなった時

「 0 」の画層(レイヤ)のオブジェクトが選択できなくなってしまう時ありませんか?

図面を作成中に「 0 」の画層(レイヤ)のオブジェクトを選択しようとすると、オブジェクト

がロックまたはフリーズされたようになってしまい選択できない。

「 0 」の画層の状態を確認してもロックやフリーズはされていない場合があります。

そんな時は

「 Defpoints 」の画層の状態が影響している場合があります。


 0 」画層と「 Defpoints 」画層は内部的に連携していて、どちらか一方が「非表示」または「ロック」状態の場合、もう一方の画層のオブジェクトも選択できなくなることがあります。

「 Defpoints 」の画層の状態を確認してみましょう。

まずは画層プロパティ管理を開いて
「 Defpoints 」の画層が非表示状態かロック・フリーズした状態になってないでしょうか?


「 Defpoints 」「 0 」の画層は連携しているようで


「 Defpoints 」のロック解除や表示の状態にしてあげると


「 0 」の画層のオブジェクトも無事に選択できるようになります。

    それと、新しい図面を開始すると必ず「 0 」の画層が作成されます。

    この画層は削除したり名前の変更ができない画層です。

    特殊な性質を持つようなので、

    ブロックの定義に使用する以外は別の画層(レイヤ)を使用するようにした方が良いようです。


    寸法線を作成すると、「 Defpoints 」の画層が自動的に作成されます。

    「 Defpoints 」も削除できません。印刷不可の画層です。

    私は主に補助線などに使用しています。

    印刷に影響がないので、最後の仕上げの時に一気に削除するようにしてます。

    画層(レイヤ)とは…

    薄い膜というかトレーシングペーパーのようなものです。

    画層別に図形や文字、寸法などを描いていって、それを何枚か重ねた状態で図面を管理します。

    例えば

    「1」の画層に文字を描いて

    「2」の画層に図形を描いて

    「3」の画層に寸法を描いて…

    といった具合ですね。

    表示・非表示の切り替えや、ロック・ロック解除もできますので

    文字だけ表示したり、図形だけロックしたりもできます。

    画層を使い分けることで、図面の管理がしやすくなります。

    作図するときに前もって使用したい画層(レイヤ)を指定する必要があります。

    画層(レイヤ)は作成できます。

    新しい画層(レイヤ)は【画像プロパティ管理】ウィンドウで画層名を定義して登録します。

    その際はもともとある画層(レイヤ)をコピーして新しい名前を入力して、

    線種や色太さなどを変更して作成すると簡単です。

    画層(レイヤ)は無制限に作成できます…が

    あまりたくさんあると使い分けが大変です。

    図面を作成する際には便利に使えますので

    よかったら試してみてくださいね。

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